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食品メーカーとバイヤーは直接会って食品商談会を行うのがこれまでは当たり前でした。しかし、コロナ禍だった2021~2022年ごろからオンライン商談が盛んになり、今では非対面での商談方法として確立されつつあります。距離の制限やスピード感など、直接会って商談するよりもオンライン商談を行ったほうが都合が良い場合もあるようです。
もちろん、食品商談では試食や香り、食感など、画面越しでは伝わりにくい要素もあります。一方で、オンライン商談には、移動時間や交通費を抑えながら、遠方のバイヤーにも商品を提案しやすいというメリットがあります。
今回は、食品メーカーがオンライン商談を活用するメリット・注意点・準備すべき資料を整理し、販路拡大につなげるポイントを紹介します。
オンライン商談とは、Zoomなどのオンライン会議ツールやチャットを使い、メーカーとバイヤーがWeb上で商談を行う方法です。商品資料の共有、商品説明、価格やロットの確認、商談後のフォロー、遠方バイヤーとの初回接点づくりなどに活用できます。
一方で、食品商談で重要な試食、香り、食感、温度帯、パッケージの質感は、画面越しでは伝わりにくい部分です。そのため、オンライン商談では「画面上で説明する情報」と「サンプルや資料で補う情報」を分けて準備することが大切です。
食品メーカーがオンライン商談を活用する主なメリットは、次の5つです。
直接商談を行う場合、どちらかの会社へ訪問したり、第三者機関の施設で商談したりする必要があります。オンライン商談であれば、移動時間や交通費を抑えながら商談を行えます。
地方の食品メーカーにとっては、限られた営業リソースを効率よく使える点が大きなメリットです。
地方に拠点を持つ食品メーカーの場合、従来は商談できる地域が限られやすい課題がありました。オンライン商談を活用すれば、地理的な制約を受けにくくなり、全国のバイヤーへ商品を提案しやすくなります。
新商品の食品PRを行いたい場合も、オンライン上に商品情報を掲載しておくことで、興味を持ったバイヤーとの接点をつくりやすくなります。
対面商談では、日程調整に加えて移動や会場準備が必要になるため、実施までに時間がかかることがあります。オンライン商談であれば、移動時間がない分、日程を調整しやすく、スピーディーに顔合わせできます。
初回商談を早く行えると、バイヤーの関心が高いタイミングで商品説明や条件確認を進めやすくなります。
オンライン商談では、画面共有を使って商品提案書、商品写真、価格表、ロット、賞味期限、保存方法などを見せながら説明できます。口頭だけでは伝わりにくい情報も、資料とあわせて説明することで、バイヤーが導入を判断しやすくなります。
商談に必要な情報は、「食品バイヤーとの商談ではどんな情報が必要!?」の記事でも詳しく解説しています。
オンライン商談では、必要に応じて録画やメモを活用し、商談内容を社内で振り返ることができます。営業担当者の提案内容を共有しやすくなり、次回商談や新人育成にも役立ちます。
ただし、録画を行う場合は、事前に相手先の同意を得ることが前提です。
オンライン商談は便利ですが、食品商談では注意すべき点もあります。
まず、試食がその場でできないため、味や香り、食感が伝わりにくくなります。また、冷蔵・冷凍商品では、温度帯や解凍後の状態、保管方法も画面越しではイメージしにくい場合があります。
さらに、パッケージの質感やサイズ感、売り場での見え方も、写真だけでは十分に伝わらないことがあります。商品の見せ方やパッケージの伝わり方を見直したい場合は、「売り場で差をつける!地域メーカーが知っておくべき売れるパッケージの条件とは?」の記事も参考になります。
こうしたデメリットを補うには、事前にサンプルを送付したり、調理動画や商品写真を用意したり、商品規格書を共有したりすることが重要です。
オンライン商談、対面商談、展示会にはそれぞれ強みがあります。
オンライン商談は、遠方のバイヤーと効率よく接点をつくる初回商談に向いています。対面商談は、試食や詳細な条件交渉を行う場として有効です。展示会は、一度に多くのバイヤーへ商品を知ってもらい、反応を集める機会として活用できます。
つまり、オンライン商談だけで完結させるのではなく、展示会や対面商談と組み合わせることで、販路拡大の可能性を高められます。
オンライン商談を成果につなげるには、事前準備が欠かせません。食品メーカーは、商品提案書、商品規格書、商品写真、価格表、ロット、賞味期限、保存方法、温度帯、原材料、アレルゲン、販促POPなどを整理しておきましょう。
特に、食品商談では「おいしさ」だけでなく、安定供給できるか、売り場に合うか、取引条件が明確かも見られます。商談前に必要な情報を揃えておくことで、バイヤーが社内検討しやすくなります。
オンライン商談を販路拡大につなげるには、事前準備、商談、サンプル送付、見積もり提出、追加質問への回答、再提案という流れを意識しましょう。
商談前には商品提案書や規格書を共有し、商談中はバイヤーの売り場や顧客層、導入時期、希望条件を確認します。商談後は、当日出た質問や懸念点にすぐ回答し、必要に応じてサンプルや追加資料を送付します。
オンライン商談は接点づくりに強い一方で、商談後のフォローが成果を左右します。食品メーカーの販路開拓全体の進め方は、「地方食品メーカーがバイヤーとつながるには?販路開拓の基本のキ」の記事も参考になります。
バイヤーズキッチンは、食品メーカーと食品バイヤーをつなぐマッチングサービスです。オンライン上で商品情報を確認し、チャットやZoomを使って商談を進められます。
食品メーカーは商品登録するだけで新商品の案内が可能です。食品バイヤーからの商談申し込みが届き、食品PRとしても役立ちます。地方の食品メーカーにとって新たな販路開拓ができるマッチングサービスとして利用されています。
登録と基本機能の利用は無料なので、新たな販路拡大を目指しているのであれば、ぜひ登録してみてください。
食品バイヤーは登録することで、サイト内のチャットを使って食品メーカーに呼びかけることができます。また、バイヤーが求める商品情報が届きやすく、商談しやすいです。サイト上でお互いのスケジュールを合わせ、zoomを利用して無料でオンライン商談が可能です。
こちらも登録と基本機能の利用は無料なので、気に入った新商品を見つけたいのであれば、ぜひ登録をご検討ください。
オンライン商談は、食品メーカーにとって移動時間や交通費を抑えながら、遠方のバイヤーと接点を持ちやすい商談方法です。商圏を広げやすく、商品資料を共有しながら説明できる一方で、試食や香り、食感、温度帯、パッケージの質感は伝わりにくい面もあります。
そのため、商品提案書や商品規格書、写真、動画、サンプル送付などを組み合わせて準備することが重要です。オンライン商談を展示会や対面商談と使い分けながら、販路拡大の機会を増やしていきましょう。
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